◎ロシア気象サービス局によると、モスクワの6月23日午後半ばの気温は34.8℃に達し、1901年に記録した34.7℃を上回り歴代最高を更新したという。
2021年6月23日/ロシア、首都モスクワにある公園の噴水広場(AP通信/パベル・ゴロフキン)

6月23日、ロシアの首都モスクワの最高気温は35℃近くに達した。公園の噴水広場に集まった子供たちは元気一杯だったが、大人はしおれていた。

ロシア気象サービス局によると、モスクワの午後半ばの気温は34.8℃に達し、1901年に記録した34.7℃を上回り歴代最高を更新したという。当局者はヨーロッパ大陸から流れ込んだ高気圧の影響で気温が急上昇したと述べた。

6月のモスクワの平均気温は約22℃ほどで、住民の身体は酷暑に対応できなかった。

中心部のムゼオン公園で日陰を探していたターニャ・トレチャコワ氏は現地メディアの取材に対し、「とても暑いです」と述べた。「信じられない暑さ、まさに地獄です。私も子供のように水浴びをしたい」

一方、モスクワ川沿いの公園にある噴水広場は異様な盛り上がりを見せていた。ウズベキスタン出身の女性は、「暑さより寒さの方が耐えがたい」と語った。「私は満足しています。暑いときは水を浴びましょう」

取材に応じた9歳の少年は、「暑いけど、水は冷たいです」と述べた。

ロシア気象サービス局の科学ディレクター、ローマン・ヴィルファンド氏は地元メディアのインタビューの中で、「高気圧はしばらくモスクワ周辺に居座ると考えられているため、熱中症に警戒してほしい」と市民に呼びかけた。

2021年6月23日/ロシア、首都モスクワにある公園の噴水広場(AP通信/パベル・ゴロフキン)
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