コロナウイルス／南アフリカは国境検問所を解放します

◎南アフリカ政府は13日の声明で、「ジンバブエ、ボツワナ、モザンビーク、ナミビア、レソト、エスワティニとの国境を開放する」と発表した。

2月13日、南アフリカは1月11日に閉鎖した国境検問所での出入国手続きを2月15日に再開すると発表した。

南アフリカはコロナウイルスの変異種に関連する強力な第二波に直面している。保健当局のまとめによると、累計感染者数は約150万件、約47,000人がコロナおよび変異種に感染し、死亡した。

米ジョンズ・ホプキンズ大学のまとめによると、コロナウイルスの世界累計感染者数は1億800万件以上、累計死亡者は約230万人に達した。

南アフリカ政府は13日の声明で、「ジンバブエ、ボツワナ、モザンビーク、ナミビア、レソト、エスワティニとの国境を開放する」と発表した。

アーロン・モツォアレディ内務大臣は、「市民の積極的かつ秩序ある往来の管理で、コロナの蔓延を抑制すると同時に経済を活性化させる。感染予防対策は国境開放後も継続されるだろう」と述べた。

アーロン・モツォアレディ内務大臣：
「ただし、国境を越えたいと思う全ての市民は、自国でコロナ検査を受け陰性を証明しなければならない。また、コロナ関連のルールは継続されるため、入国する人は現地のルールを理解しておく必要がある」

モツォアレディ内務大臣は当局者の対応状況をチェックするために、交通量の特に多い4つの国境検問所を視察する予定だという。

南アフリカはコロナ変異種の感染拡大に伴い、1月11日に国境を閉鎖した。それ以来、多くの国が南アフリカとの往来を禁止し、変異種への警戒を強めている。

南アフリカの変異種は従来型やイギリス型より致死率が高いと伝えられているが、明確な証拠はまだ示されておらず、世界中で調査が進められている。

米ノババックス社が開発したワクチンは、イギリスと南アフリカの変異種に一定の効果を発揮することが分かっている。

ノババックス社のスタン・エルクCEOは先月の声明で、「試験の結果は期待以上だった。そして、イギリスと南アフリカの変異種への有効性は期待を大きく上回っていた」と述べた。

ノババックスのワクチンについて

・接種者の保護率は89.3％。

・2回接種する必要がある。

・冷蔵庫で保存できる。

・超低温保存を必要としないため、輸送しやすい。

・18歳の以上の人々に十分な安全を保証できる。

・イギリスの変異種にも同等の効果を発揮する。

・南アフリカの変異種に対する保護率は60％。