2020年7月14日 AP通信/イギリス、ロンドン王立裁判所に到着したジョニー・デップ

11月6日、ジョニー・デップ氏はインスタグラムで映画「ファンタスティック・ビースト」シリーズから撤退することを発表した。

デップ氏はファンへの手紙の中で、ワーナー・ブラザーズから辞退を求められ、要求に同意したと報告した。

4日前、デップ氏はタブロイド紙The Sunの記事に対する名誉棄損裁判で敗訴している。
名誉棄損裁判/ジョニー・デップ敗訴

デップ氏は判決について「ばかげており、上訴するつもりでいる」と述べた。

ワーナー・ブラザーズはデップ氏の辞退について、「彼の役は別の俳優が演じるだろう。これまでのジョニーの仕事に感謝する」と声明を発表した。

The Sunは2018年4月の記事の中で、デップ氏が元妻アンバー・ハード氏に複数回暴力を振るったと厳しく非難している。

ロンドン王立裁判所のアンドリュー・ニコル判事は、デップ氏に対するThe Sunの主張は「実質的に真実」であることが証明されたと述べ、原告の訴えを退けた。

デップ氏はインスタグラムに投稿した手紙の中で、「The Sunの主張が誤りであることを証明するつもり」と述べた。

デップ氏の声明全文

最近の出来事を踏まえて、以下の短いメッセージを発信したいと思います。

まず、私にサポートと忠誠心を与えてくれたすべての人に感謝します。私は過去数日間、あなたの愛と懸念のメッセージを受け、感動しました。

次に、私はワーナー・ブラザースからファンタスティック・ビーストのグリンデルヴァルトとしての役割を辞退するよう求められたことを報告したいと思います。私はワーナーを尊重し、要求に同意しました。

最後に、英国の裁判所の超現実的な判決が真実を語るための私の戦いを変えることはなく、私は上訴するつもりでいます。

私の決意は依然として強く、記事の主張が誤りであることを証明するつもりです。私の人生とキャリアが判決によって定義されることはありません。

読んでくれてありがとう。よろしくお願いいたします。ジョニー・デップ

2020年 Getty Images/イギリス、ロンドンの王立裁判所、ジョニー・デップ氏

デップ氏は2016年公開の「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」と、2018年公開の続編「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」でゲラート・グリンデルバルドを演じている。

同作は、J・K・ローリングの「ハリー・ポッター」シリーズの新作である。

ワーナー・ブラザーズによると、シリーズ3作目は2022年夏に公開される予定だという。

デップ氏と元妻のハード氏は、2011年のコメディ映画「ラム・ダイアリー」で出会い、2015年に結婚。その後、様々な疑惑やトラブルが浮上し、翌年に別居、2017年に離婚した。

ハード氏は裁判の中で、デップ氏から「平手打ちされ、押し込まれ、髪を引っ張られ、手榴弾のようにボトルを投げつけられた」と主張した。

ニコル判事は、The Sunとハード氏が主張した14回の暴力のうち12回を認め、「デップ氏の主張が誤っていることを認めるのに十分であった」と述べている。

デップ氏はワシントン・ポストの記事をめぐり、5,000万ドルでハード氏を訴えている。

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