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▽政府は送還した移民をギャングのメンバーと呼んでいるが、一部の親族はそれを否定している。
2025年3月31日/エルサルバドル、中部テコルカの刑務所(AP通信)

国務省は13日、ギャングの構成員とされる10人をエルサルバドルに強制送還したと発表した。

ルビオ(Marco Rubio)国務長官はX(旧ツイッター)への投稿で、エルサルバドルのギャング「マラ・サルバトルチャ(通称MS-13)」とベネズエラの麻薬組織「トレンデアラグア」の構成員10人がエルサルバドルに到着したと明らかにした。

エルサルバドルのブケレ(Nayib Bukele)大統領は14日にホワイトハウスを訪問し、大好きなトランプ(Donald Trump)大統領と会談する予定だ。

ルビオ氏は声明の中で、「トランプ大統領とブケレ大統領の同盟は安全と繁栄の模範となっている」と強調した。

トランプ氏は12日、ブケレ氏に会うのを楽しみにしていると述べ、エルサルバドルが「敵性外国人」を受け入れていることを称賛した。

またトランプ氏はエルサルバドルと連携してテロ組織を打ち砕くための取り組みを続けると強調した。

トランプ政権は先月中旬、1798年に制定され、第2次世界大戦中に日系人の強制収容で使われたことで知られる敵性外国人法に基づき、トレンデアラグアの構成員約250人をエルサルバドルの刑務所に送った。

先月末にはMS-13のメンバーとされる17人をエルサルバドルに強制送還している。

政府は送還した移民をギャングのメンバーと呼んでいるが、一部の親族はそれを否定している。

MS-13はエルサルバドルに拠点を置く中米最大のギャング。構成員は数万人と推定され、長い間、同国の広い範囲を支配し、殺人や強盗を繰り返してきた。

米国務省は2月、MS-13やトレンデアラグアを含む中南米の8つの麻薬組織を外国テロ組織に指定した。

エルサルバドルの巨大刑務所に収容された移民たちの弁護士や親族によると、米当局の逮捕とギャングメンバーであるという主張に異議を唱える前に強制送還されてしまったという。

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