▽この事件は24年6月5日に発生。イスラエルによるガザ侵攻に抗議するデモに参加していた学生の一部が暴徒化し、学長室がある建物を占拠した。
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米カリフォルニア州の名門スタンフォード大学で昨年発生した占拠事件について、検察当局は10日、数十万ドルの損害を与えたとして逮捕された12人の親パレスチナ抗議者を起訴したと発表した。
この事件は24年6月5日に発生。イスラエルによるガザ侵攻に抗議するデモに参加していた学生の一部が暴徒化し、学長室がある建物を占拠した。
サンタクララ郡検察によると、スタンフォード大学の現・元学生12人が破壊行為と不法侵入の罪で起訴されたという。年齢は19~32歳、身元は明らかにされていない。
12人は今月末に罪状認否を受ける予定である。
デモ隊と共に建物に入ったとして逮捕された学生ジャーナリストは不起訴処分になった。
デモ隊は当時、ガザ紛争の即時終結とイスラエル軍の退去を求め、キャンパス内を行進。多くのアラブ系留学生が参加した。
占拠は約3時間後に終了。大勢が警察に連行された。
暴徒たちは建物にスプレーペイントをし、窓・家具・防犯カメラなどを破壊。検察は被害額を数十万ドルと見積もっている。
米国の大学では昨年、ガザ紛争に抗議するデモが相次いで行われ、少なくとも86年の刑事事件が報告されている。