▽メルカドリブレは過去8年間、南米最大の経済大国であるブラジルへの投資を拡大。この額は過去最大規模となる。
大手メルカドリブレの事務所(ロイター通信).jpg)
アルゼンチンの電子商取引(EC)大手メルカドリブレは7日、ブラジルに今年340億レアル(約8560億円)を投資する予定であると明らかにした。
メルカドリブレは過去8年間、南米最大の経済大国であるブラジルへの投資を拡大。この額は過去最大規模となる。
2018年の投資額は10億レアルであった。
メルカドリブレにおけるブラジルの収益は全体の50%を超えている。
メルカドリブレは声明の中で、「今回の投資はeコマースとフィンテック事業のためのロジスティクスとテクノロジー、ロイヤリティ・プログラム、エンターテインメント、マーケティング、雇用に充てられる」と述べた。
またメルカドリブレは「この投資によって今年中にブラジルで約1万4000人の新規雇用を創出し、年末までにブラジルの従業員数は5万人を超えると見積もっている」とした。
ルラ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領は7日、最大都市サンパウロ近郊にあるメルカドリブレの物流センターを視察。同社はこの中で新たな投資を発表した。
メルカドリブレは先月、中南米第2の市場であるメキシコに34億ドルを投資すると発表していた。