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▽ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は7日午後の時点で5万755人、負傷者は11万5551人となっている。
2025年4月7日/パレスチナ自治区、ガザ地区南部の避難所(ロイター通信)

イスラエル軍が7日、パレスチナ・ガザ地区全域への空爆と砲撃を継続し、過去24時間で少なくとも60人が死亡、100人以上が負傷した。保健当局が明らかにした。

それによると、北部ベイトラヒヤでは民家に爆弾が着弾し、少なくとも6人が死亡、数人が負傷したという。

ガザ市やエジプト国境沿いの南部ラファなどでも大きな爆発が確認された。

ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は7日午後の時点で5万755人、負傷者は11万5553人となっている。

イスラエル軍が3月18日に空爆を再開して以来、1500人を超えるパレスチナ人が殺害され、40万人以上が強制退去を余儀なくされた。

多くのボランティアが行方不明者を捜索している。建物の倒壊に巻き込まれるなどして行方不明になった市民は1万~1万4000人と推定されている。

イスラエルネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は7日、米ワシントンDCでトランプ(Donald Trump)大統領と会談。ガザ紛争などについて協議した。

イスラエル首相府はSNSへの投稿で、「両首脳はイスラエルの人質解放や、パレスチナ人を受け入れてくれる国について協議した」と書いた。

国連は7日、イスラエル軍が停戦を破ってから最初の1週間で1000人以上の子供を殺傷したと指摘。今すぐ停戦を再開し、ガザ国境の封鎖を解除するよう求めた。

イスラエルは1カ月前にガザ国境を封鎖。停戦延長と人質の解放を求める米国の提案をイスラム組織ハマスが受け入れない場合、「地獄を見せる」と警告している。

ガザ国境はそれ以来、封鎖されており、物資の搬入は完全に滞っている。

この結果、地区内のパン屋は全て閉鎖。国連は飢餓のリスクが劇的に高まっているとして、イスラエルに封鎖を解除するよう呼びかけている。

イスラエル政府は停戦第1段階を4月20日まで延長するという米国の提案を支持。ハマスに人質を解放するよう圧力をかけてきた。

ガザには59人の捕虜が残っており、そのうち24人はまだ生きているとみられる。

双方は仲介国を通じていくつかの要求を提示している。

第2段階の交渉では▽イスラエル軍がガザ地区から完全に撤退すること▽パレスチナ人受刑者を解放する代わりに残りの人質を解放すること▽すべての軍事作戦と敵対行為を永久に停止することなどが協議される予定であった。

トランプ米政権のウィトコフ(Steve Witkoff)中東担当特使は停戦第1段階を4月20日まで延長し、▽ハマスが最初の日に人質の半分を解放▽残りの人質は恒久的な停戦について合意に達したときに解放すると提案していた。

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