▽被告は24年9月の審問で、自分は政治亡命を求めてロシアに入り、米中央情報局(CIA)に迫害されていると主張していた。
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ロシア・モスクワで裁判待ちの米国市民が精神科病院に強制入院させられた。国営メディアが6日に報じた。
ジョセフ・テイター(Joseph Tater、46歳)被告は2024年8月、モスクワのホテルで従業員と対立し、警察官に暴行を加えたとして逮捕された。
タス通信によると、モスクワ地裁は医学的評価に基づき、被告を精神科病院に入院させるよう命じたという。
タスは被怨を検査した医師の話しとして、「緊張、衝動性、迫害妄想、自己認識の欠如が見られる」と伝えている。
被告は4月14日に暴行罪で裁判を受けることになっていた。裁判所がいつ、医学的な理由で被告を病院に送る決定を下したかは不明だが、タスは以前、被告が3月末に公判前勾留から解放されたと報じていた。
被告は24年9月の審問で、自分は政治亡命を求めてロシアに入り、米中央情報局(CIA)に迫害されていると主張していた。
タスによると、被告の弁護人は強制入院を不服とし、裁判所に決定をを取り消すよう求めているという。