▽24年4月～25年3月のインフレ率は1.28％増で、中央銀行の目標値である1～3％の中間値を大きく下回った。
南米ペルーの国家統計機関INEIが1日、先月の消費者物価指数（CPI）を発表した。
それによると、25年3月のインフレ率は前年比0.81％増、2月の0.19％を上回った。
24年4月～25年3月のインフレ率は1.28％増で、中央銀行の目標値である1～3％の中間値を大きく下回った。
これは2018年9月以来の低水準である。
3月の物価は主に教育部門が上昇し3.40%増、次いで食品・非アルコール飲料が1.85%増、レストラン・ホテルが0.26%増となった。運輸部門は0.25％低下した。
ペルーは2023年の景気後退から立ち直りつつある。24年のGDP伸び率はプラス3.3％、政府は今年の成長率を4.0～4.5％と予想している。
中銀は25年通年のインフレ率を2％前後と予測している。24年は1.97%であった
