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▽パナマのムリノ大統領は今週、ルビオ米国務長官との会談後、一帯一路への参加を打ち切ったと表明した。
中国とパナマの国旗(Getty Images)

中国外務省は8日、中米パナマが中国の大経済圏構想「一帯一路」からの離脱を表明したことについて、正しい決断を下すよう促した。

それによると、趙竺源(Zhao Zhuyuan)外務次官補が駐パナマ大使と会談し、一帯一路からの離脱に遺憾の意を伝えたという。

外務省は趙氏の声明を引用し、「中国政府はパナマの決定を懸念しており、離脱はパナマの利益にならない」と述べた。

また同省は「パナマ政府が外部からの干渉を排除し、二国間関係の全体的な状況と両国民の長期的な利益に基づいて正しい決断を下すことを望む」とした。

パナマのムリノ(José Raúl Mulino)大統領は今週、ルビオ(Marco Rubio)米国務長官との会談後、一帯一路への参加を打ち切ったと表明した。

トランプ(Donald Trump)大統領はパナマ運河の通行料が高騰していることに不満を示し、パナマ政府に運河の管理権を米国に返還するよう求めている。

またトランプ氏は「パナマ政府が約束を破り、運河を中国に譲り渡した」と主張している。

パナマ運河は世界で最も交通量の多い航路のひとつ。トランプ政権の焦点のひとつとなっている。

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