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▽レバノン首相によるシリア訪問は15年ぶり。
2025年1月11日/シリア、首都ダマスカス、ジャウラニ氏(左)とレバノンのミカティ首相(Getty Images/AFP通信)

レバノンのミカティ(Najib Mikati)首相が11日、シリアの首都ダマスカスを訪問し、暫定政権の指導者であるジャウラニ(Abu Mohammad Al-Julani、本名アフマド・シャラ)氏と会談した。

レバノン首相によるシリア訪問は15年ぶり。両氏は陸路と海路の国境を画定するだけでなく、国境の安全を確保するために協力すると表明した。

ジャウラニ氏は共同記者会見で、「両国間の密輸、国境の課題、レバノン銀行におけるシリアの預金などの問題について話し合った」と語った。

またジャウラニ氏は「レバノンとの長期的な戦略的関係を構築できると期待している」と述べた。

双方はこれらの問題に対処し、支援を提供するための委員会を設置することで合意した。

カタールの衛星テレビ局アルジャジーラは政府筋の話しとして、「両首脳は両国間の麻薬密売やイスラム過激派の往来についても協議した」と伝えている。

密輸業者はアサド旧政権時代、シリアからレバノンの親イラン組織ヒズボラに武器や麻薬を送っていた。

レバノンを事実上支配するヒズボラはイスラエルとの戦争で弱体化。ヒズボラはシリア内戦中、ロシアと共にアサド(Bashar Assad)前大統領を支援していた。

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