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▽当局は4万7000人以上を避難所に移し、大規模な捜索活動を展開している。
2025年1月8日/中国、チベット自治区、地震の被災者(新華社通信/AP通信)

中国西部・チベット自治区の山岳地帯で発生したマグニチュード6.8の地震について、国営メディアは9日、救助隊が行方不明者の捜索を続けていると報じた。

それによると、当局は4万7000人以上を避難所に移し、大規模な捜索活動を展開しているという。

米地質調査所(USGS)によると、地震は7日の午前9時過ぎに発生。震源地は西部のチベット自治区。震源の深さは10キロ。当局は9日時点で死者数を126人、負傷者を188人と報告している。

震源地周辺の平均標高は約4200メートル。最低気温はマイナス20度を下回っている。中国中央テレビ(CCTV)によると、当局は中心都市ラサから380キロほど離れた地点に1万人以上を投入し、震源地の周囲20キロ圏内で行方不明者を捜索している。

一部の専門家は現地の気温が低いことから、瓦礫の下敷きになった人々は低体温症で亡くなっている可能性が高いと指摘している。

当局は地震発生から数時間以内に1万1000人の救助隊を被災地に派遣。当局によると、最初の揺れ以降、1200回以上の余震を観測したという。

CCTVは9日、地元当局者の話しとして、「3600棟以上の家屋が全壊、2万7000棟以上の家屋が損壊し、救助隊が行方不明者の捜索を続けている」と報じた。

当局は7日以来、死傷者数を更新していない。CCTVによると、救助隊は震源地の周囲20キロの範囲に位置する27の集落を捜索中。住民の数は約7000人と伝えている。

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