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▽移民船は12月19日に大西洋上で沈没。この船には80人が乗り込み、生存したのはわずか11人だった。
スペイン領カナリア諸島沖、移民を乗せた船(Getty Images)

アフリカ西部・マリの政府当局は27日、スペイン領カナリア諸島に向かっていた移民船が沈没し、69人が死亡したと明らかにした。

それによると、移民船は12月19日に大西洋上で沈没。この船には80人が乗り込み、生存したのはわずか11人だったという。

マリ当局は生存者の中に9人のマリ人が含まれ、25人のマリ人が亡くなったことを確認したとしている。

サハラ砂漠以南の紛争地から逃れた何万人もの移民がモーリタニア、モロッコ、アルジェリア、セルビアからスペインを目指し出港する。

その大半がアフリカ北西部のスペイン領カナリア諸島を目指す一方、スペイン本土に渡ろうとする者も少なくない。このルートは世界でも最も危険な航路のひとつである。

マリ外務省の顧問は27日、AP通信の取材に対し、「大西洋のカナリア諸島に向かっていたとみられる移民船が沈没し、多くのマリ人が亡くなったことを確認した」と語った。

船がどこで沈没したかは明らかになっていない。

スペインのNGO「カミナンド・フロンテラス(Caminando Fronteras、CF)」は26日、今年海路でスペインを目指した移民1万人以上が死亡または行方不明になったと明らかにした。

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