▽貨物船はスペイン南部アルメリアの沖合、約100キロの地点で23日午後に救難信号を出した。
ロシア船籍の貨物船がスペインとアルジェリア間の地中海で沈没し、乗組員14人が救助され、2人が行方不明になっている。スペイン当局が24日、明らかにした。
それによると、貨物船は南部アルメリアの沖合、約100キロの地点で23日午後に救難信号を出したという。
沿岸警備隊が乗組員14人を救助し、港に移送した。当局によると、14人にケガはなかったという。
ロシア外務省は24日の声明で、「貨物船のエンジンルームで爆発があり、航行不能になったと報告を受けている」と述べた。
スペイン当局によると、ロシアの軍艦が救助活動を監督するために23日遅くに現場海域に入ったという。
貨物船の全長は142メートル。23日の真夜中頃に沈み始め、その後、完全に沈没した。
スペインの沿岸警備隊は24日も同海域に留まり、行方不明になっている乗組員2人の捜索と燃料の流出がないか確認するとしている。
在スペイン・ロシア大使館は国営RIAノーボスチに対し、「事故原因を調査中であり、地元当局と連絡を取り合っている」と述べた。
スペイン当局は事故原因や貨物船が向かっていた場所についてコメントしていない。