◎地元メディアは7人の症状について、急性アルコール中毒の疑いがあると報じている。
南太平洋の島国フィジーのビーチリゾートでアルコールを飲んだ外国人観光客7人が病院に搬送された。地元当局が15日、明らかにした。
それによると、体調不良を訴えたのはシンガトカの5つ星リゾートに滞在していたオーストラリア人と米国人計7人。14日にカクテルとみられるアルコールを飲み、吐き気、嘔吐、顔面麻痺などの症状を訴え、入院したという。
フィジー当局は声明で、「7人が何を飲んで体調を崩したか調べている」と述べた。
地元ラジオ局は警察筋の話しとして、「シンガトカのビーチリゾートで密造酒が流通しているという情報はないが、警察が慎重に捜査している」と報じた。
ガボカ(Viliame R. Gavoka)観光相は声明で、「7人の容体は安定しており、15日中は市内の病院にとどまる予定だ」と述べた。
娘と孫娘が入院していたというオーストラリア人の男性は15日、スカイニュース・オーストラリアのインタビューで、「病院は2人の体調が回復したとして、退院を許可した」と語った。
地元メディアは7人の症状について、急性アルコール中毒の疑いがあると報じている。
東南アジアのラオスでは先月、タイ国境近くの観光地で密造酒とみられるアルコールを飲んだ外国人観光客6人が死亡している。
フィジー警察によると、シンガトカでこの7人以外に体調不良を訴えている人は確認されておらず、薬物検査の結果を待っているという。