◎アルジュンはプレミアにサプライズ登場。その結果、多くのファンが映画館の入り口に殺到し、群集事故が発生した。
インドの人気俳優アッル・アルジュン(Allu Arjun)容疑者が14日、南部テランガナ州の拘置所から保釈された。
アルジュンは今月4日に行われた自身が監督・主演を務める映画のプレミア試写会で会場の警備を怠ったとして、13日に逮捕された。
アルジュンはプレミアにサプライズ登場。その結果、多くのファンが映画館の入り口に殺到し、群集事故が発生した。
これにより、35歳の女性が死亡、8歳の息子が重傷を負った。
女性の夫はアルジュンがプレミアに参加することを警察に知らせなかったとして、アルジュン、警備チーム、劇場の経営陣を告訴。警察は13日、アルジュンらを業務上過失致死傷罪で逮捕した。
警察は事件後すぐ、劇場のオーナーら2人を逮捕していた。
テランガナ州の裁判所はアルジュンに14日間の勾留を命じたが、弁護士が提訴し、高等裁判所が保釈を認めた。
アルジュンが劇場にサプライズ登場した際の様子はSNSで拡散し、大騒ぎとなった。多くのファンが会場に殺到し、劇場の正門が倒壊、大混乱となった。
アルジュンと所属事務所はコメントを出していない。
地元メディアによると、アルジュンはSNSに声明を投稿し、女性の遺族に2万9000ドルの見舞金を支払うと表明。8歳の息子の医療費も負担すると約束した。
女性の夫や親族はこれに反発し、アルジュンらを告発する事態となった。