◎レバノン侵攻におけるレバノン側の死者は11日午前の時点で約4000人、負傷者は約1万7000人。
イスラエルとレバノンの過激派ヒズボラによる不安定な停戦が続く中、イスラエル軍は11日、レバノン南部のいくつかの町を空爆し、少なくとも5人が死亡した。レバノン保健省が明らかにした。
それによると、少なくとも3つの町でドローンによる空爆が確認され、複数人が負傷したという。
イスラエル軍はコメントを出していない。
イスラエル軍は11月27日に停戦が発効して以来、レバノン領内を数十回空爆し、数十人を殺害した。
双方は60日以内に激戦を繰り広げたレバノン南部から部隊を撤収させる予定だ。それ以降はレバノン正規軍がこの地域で監視任務にあたる。
双方は相手が停戦協定を無視していると非難。イスラエルは協定が発効して以来、ほぼ毎日、主にレバノン南部を攻撃している。
レバノン正規軍と国連レバノン暫定軍(UNIFIL)は双方が撤退次第、この地域の安全を確立するとしている。
ヒズボラは60日以内に国境から約30キロ離れた川沿いまで部隊を撤退させ、さらに南部の軍事インフラを解体する必要がある。
レバノン侵攻におけるレバノン側の死者は11日午前の時点で約4000人、負傷者は約1万7000人。