◎ポラードさんが最後に目撃されたのは2日の夕方。家族が捜索願を出した。
米ペンシルバニア州ウェストモアランド郡近郊の住宅地で地面の一部が陥没し、当局が転落したとみられる高齢女性を捜索している。
ウェストモアランド郡警察は4日、記者会見で、「エリザベス・ポラード(Elizabeth Pollard)さんがこの穴に転落したとみられ、捜索・救助作業を続けている」と語った。
それによると、ポラードさんが最後に目撃されたのは2日の夕方。家族が捜索願を出した。
この陥没穴は1950年に閉鎖された炭鉱に関連しているとみられる。警察は「ポラードさんは穴の近くで目撃されており、崩落に巻き込まれたと考えている」と述べた。
また警察は「レスキュー隊と警察官が旧鉱山に入り、現場まで移動できるか確認したものの、崩壊の可能性があるため、内部からの捜索は行っていない」と説明した。
ポラードさんの家族は3日未明に警察に通報。その後、ある民家のすぐ横で穴が見つかった。
警察によると、ポラードさんが最後に目撃されたのは2日の午後5時頃。家族は警察に対し、「祖母は孫と一緒に飼い猫を探しに車で外出し、行方不明になった」と説明したという。
ポラードさんの車は3日の午前3時前に発見され、5歳の孫娘が乗っていた。
州当局によると、この炭鉱が最後に操業したのは1952年。この地域の炭層の深さは7~8メートルほど。
レスキュー隊が重機などを投入して内部を調べている。