◎専門家は多くのフェイク動画にロシア、中国、イランのハッカーや犯罪組織が関与していると評価している。
米連邦捜査局(FBI)は2日、大統領選に関する偽情報が含まれる2つの動画がSNSで拡散していると警告した。
それによると、1つ目の動画はFBIが不正投票を行っている3つのグループを逮捕したと主張。2つ目はハリス(Kamala Harris)副大統領の夫であるダグ・エムホフ(Doug Emhoff)氏に関するものだという。
FBIはウェブサイトに声明を掲載。「FBIの活動に関する虚偽の内容で大衆を欺こうとする試みは、民主主義のプロセスを弱体化させ、選挙制度に対する信頼を損なわせることを目的としている」と述べた。
FBIは選挙や投票に関する情報は地元の選挙事務所など、信頼できる情報源から入手するよう呼びかけている。
また、犯罪行為が疑われる動画や写真を発見した時は地域の法執行機関や最寄りのFBI支部に連絡するよう求めている。
専門家は多くのフェイク動画にロシア、中国、イランのハッカーや犯罪組織が関与していると評価している。FBIは今回、2つの動画の発信元には言及していない。
FBIは今週、先月行われたジョージアの議会選にハイチ移民が投票しているという偽情報にロシアが関与していると指摘した。