◎ホワイトハウスをめぐるレースが最終盤に差し掛かる中、両候補の支持率は狭まり、どちらが勝ってもおかしくない状況になっている。
2024年10月20日/米ペンシルベニア州フィラデルフィア、マクドナルドでバイトするトランプ前大統領(AP通信)

米国トランプ(Donald Trump)前大統領が20日、激戦州のひとつであるペンシルベニア州のマクドナルドを訪問し、エプロンをつけてハリス(Kamala Harris)副大統領を非難した。

フィラデルフィア郊外のハンバーガー店に就職したトランプ氏はバスケットに入ったポテトを油にくぐらせ、塩を振り、スコップを使って箱に入れる手順をメディアに自慢した。「うまいだろう?」

トランプ氏はジャンクフードが大好きで、米国発祥のマクドナルド、ケンタッキーフライドチキン、ドミノピザなどを主食としている。

トランプ氏はスーツの上着を脱ぎ捨て、エプロンを着用し、「正しい手順で素早くやるには、専門的な知識が必要なんだ」と語った。

またトランプ氏は上司の男性に笑顔を見せ、「私はこの仕事が大好きだ」と述べた。

ハリス氏は今週、トランプ氏が大学時代にファストフード・チェーンで働いていたとは発言。トランプ氏はこの発言に反発しながらも、人口の大多数を占める低中所得者層の生活に欠かせないジャンクフードが大好きと再アピールすることに決めた。

専門家は今回のマック訪問について、選挙を左右する無党派層、特に若い有権者に「親しみやすい人物」として認識してもらうために、誰もが利用するマックでバイトする姿を見せたかったのだろうと分析している。

一方、20日に60歳の誕生日を迎えたハリス氏は激戦州のひとつであるジョージア州アトランタ郊外で日曜礼拝に参加した。

トランプ氏は記者団に対し、「来月の選挙と集計が公正・公平であれば、結果を尊重する」と語った。

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