◎ホワイトハウスをめぐるレースが最終盤に差し掛かる中、両候補の支持率は狭まり、どちらが勝ってもおかしくない状況になっている。
米3大ネットワークが13日に公表した世論調査によると、トランプ(Donald Trump)前大統領はハリス(Kamala Harris)副大統領との差を縮めている。
ホワイトハウスをめぐるレースが最終盤に差し掛かる中、両候補の支持率は狭まり、どちらが勝ってもおかしくない状況になっている。ハリス氏のリードはこの数週間でほぼ消滅した。
ABC/イプソスMMAの最新の世論調査はハリス氏50%ートランプ氏48%。ほぼ誤差の範囲である。先月はハリス氏52%ートランプ氏46%であった。
NBCの世論調査はハリス48%ートランプ氏48%で同率。先月はハリス氏が5ポイントリードしていた。
CBSはハリス氏51%ートランプ氏48%。やはり、トランプ氏が差を縮めている。
100以上のメディアや団体による世論調査の総計は13日時点でハリス氏が1.4ポイントのリード。12日の2.2ポイント差から縮まった。
ハリス氏は民主党の主要な支持層であるヒスパニック系とアフリカ系の支持を集めるのに苦労しているようだ。トランプ氏を支持する有色人種が増えているとも言える。
ハリス氏はあらゆる人種の女性の間ではトランプ氏をリードしている。
ニューヨーク・タイムズが12日と13日に発表した世論調査ではハリス氏が黒人有権者の78%、ヒスパニック系有権者の56%の支持を集めていたが、これは2020年と16年の選挙で民主党候補が獲得した支持率を大幅に下回っている。
ウォールストリート・ジャーナルが11日に発表した世論調査も拮抗。結果を左右する7州のうち6州が2ポイント差以内であった。
オバマ(Barack Obama)元大統領は10日、有色人種が2008年と12年の大統領選のような「熱意」を示していないとして、有権者に投票権を放棄しないよう呼びかけた。