◎マールブルグ病はエボラ出血熱によく似たウイルス性疾患で、感染力が強く、致死率も高い。
マールブルグウイルス(Centers for Disease Control and Prevention)

アフリカ中央部・ルワンダの保健当局が28日、マールブルグウイルスの感染者を20人以上確認し、数人が死亡したと明らかにした。

それによると、感染者は複数の地域で確認され、全員病院の管理下にあり、治療を受けているという。

マールブルグ病はエボラ出血熱によく似たウイルス性疾患で、感染力が強く、致死率も高い。致死率は地域の医療体制によって異なり、過去の発生では88%に達したこともあった。

ルワンダ当局が感染経路を調べている。

世界保健機関(WHO)のアフリカ地域事務局は28日、現地の医療チームと連絡を取り合い、数日中に医薬品を送ると表明した。

またWHOはルワンダの公衆衛生対策について、「感染者を隔離するなど、必要な措置を取っているため、感染が急拡大するとは考えていないが、関係機関と連絡を密に取り、必要な支援を行っている」と述べた。

マールブルグウイルスはコウモリからヒトに。感染者の体液や皮膚に接触したヒトに感染する。

WHOはこのウイルスの拡大を防ぐためには、国境を越えた対策を強化する必要があるとしている。

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