◎容疑者は市内に住む76歳の男で、ブティックの入り口に貼られていたハリス副大統領のポスターに不満を示し、オーナーに文句を言った。
2024年9月10日/米ペンシルベニア州フィラデルフィア、大統領選TV討論会(ABCニュース)

ニューヨーク市マンハッタンのブティックで女性オーナーの顔に唾を吐き、肩を突き飛ばしてケガをさせたとして、76歳の男が逮捕された。地元当局が10日、明らかにした。

マンハッタン地検によると、男は第3級暴行罪で7日に逮捕されたという。

同地検の報道官はABCの取材に対し、「ヘイトクライムを担当する部署がこの事件を捜査している」と語った。

ニューヨーク市警察(NYPD)によると、容疑者は市内に住む76歳の男で、ブティックの入り口に貼られていたハリス(Kamala Harris)副大統領のポスターに不満を示し、オーナーに文句を言ったという。

容疑者の罪状認否は9月25日に予定されている。

ブティックのオーナーはABCの取材に対し、「当初はこの男と大統領選のことで雑談するつもりだったが、男は女性や黒人有権者こそトランプ(Donald Trump)前大統領を支持すべきだと主張し、雲行きが怪しくなった」と語った。

それによると、容疑者はオーナーの顔に突然唾を吐き、肩を突き飛ばしたという。オーナーは後頭部をドアにぶつけて軽傷を負った。

オーナーはABCに、「私がハリス副大統領を支持していると言った途端、男は顔色を変え、お前はトランプのシャツを着て、トランプを応援すべきだと主張し、唾を吐きかけてきた」と語った。

オーナーは他の客に警察に通報するよう要請。男はその場から立ち去ったという。オーナーは警察に防犯カメラの映像を提供し、逮捕に至った。

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