◎インスタがトルコの法律を遵守すると確約したため、アクセスできるようにした。
トルコの国旗とインスタグラムのロゴ(Getty Images)

トルコ情報通信技術庁が10日夜、米IT大手メタが運営する画像共有アプリ「インスタグラム」のアクセス遮断を解除した。

同庁は2日、具体的な理由を示さずにインスタをブロック。エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領はその後、メタ社を「ファシスト企業」と呼び、激しく非難した。

運輸・インフラ省はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「インスタがトルコの法律を遵守すると確約したため、アクセスできるようにした」と書き込んだ。

また同省は「すべてのSNSプラットフォームはトルコの法律を遵守する必要があり、違反した場合、通信当局が迅速かつ効果的に介入する」と強調した。

さらに、同国でテロ組織に指定されているクルド労働者党(PKK)やそれに関連する組織のインスタアカウントはすべて禁止され、そのような組織を宣伝するSNSコンテンツも取り締まりの対象になると強調した。

メタ社によると、トルコ国内におけるインスタユーザーは人口の約7割に相当する5700万人以上。

国営アナトリア通信は先週、政府高官の話しとして、「インスタは暴力の扇動、拷問、わいせつ、反逆行為、児童虐待を含む重大犯罪を助長したり、犯罪行為を黙認しているにもかかわらず、パレスチナの殉教者の写真や哀悼のメッセージは積極的に検閲している」と報じていた。

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