◎停電は5日の23時前に発生。ヤマネが変電所内の機器に接触、ショートした。
ドイツで最も交通量の多いフランクフルト空港の変電所にヤマネが侵入、停電が発生した。同港が6日、明らかにした。
それによると、停電は5日の23時前に発生。ヤマネが変電所内の機器に接触、ショートしたという。
停電は6日の3時20分頃に復旧。職員がケーブルの横で黒焦げになったヤマネの死体を発見した。
フランクフルト空港を運営するフラポートによると、この停電は夜間のフライトが終了する少し前に発生し、6日の運航が始まる前に対処できたため、便への影響は限定的だったという。
フランクフルト空港はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「技術的なトラブルにより、一部の便でキャンセル・遅延が見込まれるため、最新の運航状況を確認してほしい」と書き込んだ。
ドイツ通信社(dpa)によると、6日朝の11便が欠航を決めたという。6日は1242便のフライトが予定されている。
フラポートは声明で、「害虫駆除業者を常時配備しているが、このような事故を完全に防ぐことは難しく、最悪の事態に備え、フランクフルト空港への電力供給は複数のルートで行っている」と述べた。
それによると、フランクフルト空港内には6つの変電所があるという。