◎エチオピア航空は2018年7月、関係正常化に伴い、エリトリアへのフライトを再開した。
東アフリカ・エリトリアが9月30日からエチオピア航空の便をすべて停止する予定だ。
エリトリアの航空局が作成したとされる書簡がインターネット上で拡散。同局はエリトリア航空が「悪質な取り引きを強制したり、組織的に乗客の手荷物を盗難したり、遅延や欠航による損失が発生しても補償せず、不当な値上げやその他不正行為に手を染めている」と主張している。
エチオピアの国営テレビによる、同社はこの書簡が拡散したことを認識しており、エリトリアに説明を求めているという。
同社は書簡にかかれた不正行為を否定も肯定もせず、「友好的かつ迅速に問題を解決する用意がある」と表明した。
エリトリアは世界で最も閉鎖的な国のひとつであり、「アフリカの北朝鮮」と呼ばれ、1993年にエチオピアから独立して以来、アフウェルキ(Isaias Afwerki)大統領の支配下に置かれている。
エリトリア側は「指摘した問題を是正するよう繰り返し求めてきたが、改善されず、今回の決定に至った」としている。
トルコ航空、サウジアラビア航空、エジプト航空などがエリトリアへの定期便を運航している。
エチオピア航空は2018年7月、関係正常化に伴い、エリトリアへのフライトを再開した。
同社はアフリカ最大の航空会社であり、欧州、北米、アジアなどで定期便を運航。国内線は約30都市、国際線はアフリカを含む世界の約120都市に乗り入れている。