◎エチオピアの雨季は7月から9月中旬頃まで続く。
2024年7月23日/エチオピア南西部、土砂崩れが発生した集落(AP通信)

東アフリカ・エチオピア南西部の僻地で大規模な土砂崩れが発生し、少なくとも229人が死亡した。国営メディアが23日に報じた。

それによると、現場は複数の部族が領土を争う旧南部諸民族州郊外の集落。22日に大雨による土砂崩れが発生し、多くの住民が巻き込まれたという。

国営テレビは自治体関係者の話しとして、「これまでに5人が救助され、陸軍・警察・ボランティアが捜索を継続している」と報じた。

アビー(Abiy Ahmed)首相はフェイスブックに声明を投稿。犠牲者に哀悼の意を表し、関係閣僚に行方不明者の救助活動を最優先するよう命じたと明らかにした。

またアビー氏は「中央政府が自治体や警察などと連携して救助・捜索活動を支援している」と述べた。

被害の全容は明らかになっておらず、行方不明者の数も不明。

一部メディアは最初の土砂崩れから数時間後に小規模な地滑りが発生し、ボランティアが巻き込まれたと報じている。

国営テレビによると、陸軍兵士や警察官も巻き込まれたとみられる。

エチオピアの雨季は7月から9月中旬頃まで続く。気象台によると、今年の降水量は平年並みか上回る可能性もあるという。

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