◎ザンビア代表は今回、アフリカ代表として初めてワールドカップに出場。日本とスペイン代表に敗れ予選敗退が決まっていたものの、7月31日のコスタリカ戦で初勝利を収めた。
国際サッカー連盟(FIFA)は4日、2023女子ワールドカップに出場したザンビア代表チームの不祥事疑惑を調査していると明らかにした。
米ABCニュースはFIFA報道官の話しとして、「ザンビア女子代表に関連する申し出を調査しているが、個人情報保護および機密保持に基づき、これ以上の詳細を明かすことはできない」と伝えている。
FIFA報道官はこう述べている。「FIFAは司法の場で証言する証人を含め、申し出に関与した人々の安全を確保するためのサポートと支援を提供しています。告発が事実であった場合、FIFAはその人物を生涯競技から排除するなど、可能な限り強力な制裁措置をとります...」
英紙ガーディアンは3日、ザンビアのムワペ(Bruce Mwape)監督がワールドカップ予選で歴史的勝利を収めた数日前に、ある選手の胸を触ったと告発されたと報じた。
同紙はチームに近い情報筋の話しとして、「7月28日のトレーニング後に数人の選手がこの出来事を目撃した」と伝えている。
ザンビアサッカー協会(FAZ)は3日、「同協会はワールドカップに出場した代表選手や関係者からそのような苦情は受けていない」と声明を出した。
ザンビア代表は今回、アフリカ代表として初めてワールドカップに出場。日本とスペイン代表に敗れ予選敗退が決まっていたものの、7月31日のコスタリカ戦で初勝利を収めた。
ムワペ氏は2018年5月に代表監督に就任した。
FAZは昨年9月、「女子選手に対する性的虐待疑惑に関する調査をFIFAに付託した」と発表。ガーディアン紙によると、調査を受けた職員の中にはムワペ氏も含まれていたという。
ガーディアン紙は情報筋の話として、「ムワペ氏は、私が寝たい(セックスしたい)と言ったら、イエスと言わなければならない。監督がチームの選手と寝るのは普通のことだ、と言った」と報じていた。
ムワペ氏はこの告発を否定している。