◎この事故で20歳~50歳のパレスチナ人5人とエジプト人1人が死亡した。
エジプト当局は16日、東部の港湾都市イスマイリヤでピックアップトラックとミニバスが衝突し、6人が死亡、3人が負傷したと発表した。
イスマイリヤは首都カイロの北方約120kmに位置する。
地元当局によると、この事故で20歳~50歳のパレスチナ人5人とエジプト人1人が死亡したという。
地元メディアは関係者の話を引用し、「パレスチナ人5人はガザ地区と国境を接する町に向かっていた」と報じている。
負傷者は地元の医療機関に搬送されたと伝えられているが、それ以上の詳細は明らかになっていない。
在エジプト・パレスチナ大使館は声明で、「エジプト政府と連携して、亡くなったパレスチナ人5人の遺体をガザ地区に移送する手続きを進める」と発表した。
エジプトの年間交通事故死者数は1万人前後で推移している。事故原因のトップ3はスピード違反、悪路による運転ミス、ルール無視だ。
北部ダカリーヤ県で昨年11月に発生したバスの運河転落事故では少なくとも21人が死亡。7月にはミニヤ県の中心部を走行していたマイクロバスが駐車中のトラックに突っ込み、23人が死亡した。