◎グアテマラとメキシコの国境付近は麻薬カルテルの活動拠点のひとつであり、その下で働くギャングが軍や警察の動きに目を光らせている。
2020年1月14日/グアテマラのジャマティ大統領(Moises Castillo/AP通信)

グアテマラ軍は30日、メキシコ国境付近の町を視察したジャマテイ(Alejandro Giammattei)大統領の警護隊が銃撃を受け、1人が負傷したと発表した。

軍報道官によると、攻撃を受けた警護隊はジャマティ氏の訪問に先立ち、高速道路の検問所で警備任務に当たっていたという。ジャマティ氏にケガはなく、30日の視察も予定通り行われている。

報道官は声明で、「検問所に近づいてきた車の乗員が警護隊に向け突然発砲したため、応戦した」と説明した。

地元メディアは警察筋の話を引用し、「車に乗っていた男1人が負傷した」と報じている。この男はメキシコ人と伝えられているが、詳細は明らかにされていない。

グアテマラとメキシコの国境付近は麻薬カルテルの活動拠点のひとつであり、その下で働くギャングが軍や警察の動きに目を光らせている。

軍報道官によると、警護隊に発砲した車両は負傷した男を残し、メキシコ方向に逃走したという。

グアテマラ国営テレビは30日、「男は医療機関に搬送され、治療を終え次第、逮捕される見通し」と報じた。

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