◎英連邦首脳会議が開催されるのは2019年以来3年ぶり。
英連邦首脳会議を主催したルワンダ政府は25日、アフリカのガボンとトーゴが英連邦に加盟すると発表した。
ルワンダのカガメ(Paul Kagame)大統領は記者団に対し、「我々は両国を歓迎する」と語った。
ガボンとトーゴはフランス語圏の国であり、54カ国からなる英連邦への加盟を強く希望していた。
英連邦の長はエリザベス女王(Queen Elizabeth II)である。女王は会議に出席せず、チャールズ(Prince Charles)皇太子が代理として出席した。
ガボンとトーゴの加入は会議のハイライトであった。会議は25日に閉会し、加盟国はマラリアなどの感染症との闘いに40億ドル以上の資金を提供すると約束した。
英国王室と英連邦は現在、不確実な未来に直面している。
加盟を希望する国は「女王陛下に忠誠を誓う」としているが、既存の加盟国の中には女王との関係を断ち切る時が来たと議論している国もある。
カリブ海の島国バルバドスは昨年11月、女王に別れを告げ共和制に移行した。ジャマイカなど他のカリブ海諸国も離脱を検討している。
チャールズ皇太子は24日の演説で、「自由な国々は、冷静に、わだかまりなく決定を下すことができる」と述べた。