◎ウクライナ人キャスターのカロリナ・アシオン氏は月曜から金曜の番組の中で10分間ウクライナ語のニュース番組を担当する。
ドイツの放送局RTLテレビジョンは19日、ロシア・ウクライナ戦争で故郷を追われた人々のためにウクライナ人キャスターを雇い、毎日のニュース番組を担当してもらうと発表した。
RTLによると、カロリナ・アシオン氏は月曜から金曜の番組の中で10分間ウクライナ語のニュース番組を担当するという。この数週間でウクライナからドイツに逃れた難民は20万人近くに達した。
ウクライナ・アップデートニュースのマネージャーを務めるバウンベルガー氏は19日、ソーシャルメディアに「私たちは今まさにウクライナを離れようとしている人たち、英語を話せない人たちのために、ウクライナ語でニュースを提供することにした」と投稿した。
またバウンベルガー氏はウクライナで起きていることを正確に伝えることが重要と強調した。「私たちはウクライナで今起きていること、政治の問題がどうなっているかなど、正しい情報をウクライナの人々に伝えます...」
アシオン氏は首都キエフからモルドバ、ルーマニアを経て、1週間ほど前にドイツに到着したばかり。
アシオン氏は声明の中で、「同僚たちは首都キエフの防空壕から放送を続けている」と述べた。「私の人生はすっかり変わってしまいました。しかし、私はウクライナから離れてもウクライナ人であり、人々の自由の声を届ける存在になりたいと思っています。この戦争で苦しんでいるすべての人たちのために」
RTLはウクライナ人ジャーナリストをさらに雇用し、ウクライナ・アップデートニュースを拡大する予定と明らかにした。この番組はRTL、N-TVの各種オンライン・プラットフォーム、YouTubeで視聴可能。