◎国内最大のフランクフルト空港では多くの便が欠航した。
2022年3月15日/ドイツのハンブルク空港(Bodo Marks/ドイツ通信社)

3月15日、ドイツ国内のいくつかの空港で空港警備員の賃上げを求めるストライキが行われた。

ドイツ通信社によると、国内最大のフランクフルト空港では多くの便が欠航したという。

国内で2番目に大きい労働組合ver.diと連邦航空保安会社協会の賃上げ交渉は難航しており、一部の空港は14日にもストを行った。

ver.diの会員数は約200万人、全国の空港で働く警備員約25,000人が加入している。

ver.diの広報担当は15日の声明で、「フランクフルト空港の貨物・旅客部門の職員は午前2時に作業を止め、ストを開始した」と述べた。

フランクフルト空港では乗り継ぎの乗客のみセキュリティチェックを受けることができた。

空港運営会社のフラポートはフランクフルト空港で搭乗を希望する旅行者全員に対し、同空港の利用を控えるよう呼びかけていた。

フラポート社によると、フランクフルト空港で15日に発着を予定していた818便のうち130便が欠航したという。15日の利用者は約70,000人と見込まれていた。

ハンブルグ、シュトゥットガルト、カールスルーエ空港などの警備員も15日からストに入った。ドイツで2番目に大きな空港であるミュンヘンの警備員は14日午後にストを開始し、15日も継続した。

ベルリン、デュッセルドルフ、ハノーバー空港などは14日のみストを行い、数十便が影響を受けたと伝えられている。

賃上げ交渉は3回行われたが、結果は出なかった。両者は今週末、ベルリンで4度目の交渉を行う予定。

ver.diは少なくとも時給1ユーロ(130円)の賃上げを要求している。

ハンブルク空港で混雑に巻き込まれた女性はAP通信の取材に対し、「組合員の権利を尊重する」と述べ、経営者を批判した。

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