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米領プエルトリコ汚職疑惑、首席補佐官と次席補佐官が退任へ、調査続く中

今回の問題は、連邦資金の使用に対する米連邦議会の関心も集めており、政権への監視はさらに強まる見通しだ。
米領プエルトリコの国旗(Getty Images)

米領プエルトリコのゴンザレス(Jenniffer González)知事は21日、政権中枢を担うドメネク(Francisco Domenech)首席補佐官とガルシア(Itza García)次席補佐官が8月に退任すると発表した。両氏は政府機関を巡る汚職疑惑に関連して独立機関の調査を受けているが、不正行為への関与を否定している。

一連の問題は、5月にネグロン(Sebastián Negrón Reichard)経済開発・商務長官が辞任し、ゴンサレス政権が同省の業務に不当な介入を行っていたと告発したことをきっかけに表面化した。これに伴い、同省では首席補佐官や法務責任者、財務責任者を含む10人以上の幹部が相次いで辞任し、政権運営への信頼が大きく揺らいでいる。

ネグロン氏はドメネク氏が契約手続きに不適切な介入を行ったほか、政府の意思決定に過度な影響力を及ぼしたと主張している。また、ガルシア氏については、ドメネク氏が設立したロビー団体「ポリタンク」の代表の妻を許認可管理局の要職に起用するよう圧力をかけたと非難した。さらに、連邦資金が関係する契約入札への不当介入があったとして、内部調査の結果を司法当局や政府倫理当局へ提出した。これらの疑惑についてドメネク氏らは全面的に否定している。

疑惑の拡大を受け、与党内からも両氏の辞任を求める声が高まっていた。特に議会議長はガルシア氏に関する案件を特別検察官や政府倫理当局へ付託するなど、厳しい姿勢を示していた。

ゴンサレス氏は記者会見で、両氏の「献身と忠誠」に謝意を示したうえで、「公共への奉仕の一章が終わる」と述べ、特定の人物による「絶え間ない攻撃」によって政権の取り組みが妨げられることは許さないとの考えを示した。一方、ドメネク氏は「誠実に職務を果たしたという平穏な気持ちで民間生活に戻る」と語り、ガルシア氏も「プエルトリコへの貢献は終わらない」と述べたが、疑惑そのものには言及しなかった。

しかし野党は、幹部の辞任だけでは問題の解決にはならないと批判している。最大野党はX(旧ツイッター)への投稿で、疑惑を抱えた幹部をゴンザレス氏が称賛したことについて「政権を擁護するための見せかけにすぎない」と批判した。

今回の問題は、連邦資金の使用に対する米連邦議会の関心も集めており、政権への監視はさらに強まる見通しだ。ドメネク氏は8月7日、ガルシア氏は同15日に退任する予定で、後任は明らかになっていない。

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