◎イスラエル軍とガザ地区のイスラム組織ハマスによる戦闘は17日目を迎えた。双方の死者は6000人を超え、今も増え続けている。
2023年10月23日/南アフリカ、プレトリアの在イスラエル大使館近く、パレスチナ自治区への支持を表明するデモ(Getty Images/AFP通信)

南アフリカ・プレトリアの在イスラエル大使館前で親パレスチナ集会が開かれ、数千人が参加した。

デモを主催したのは急進左派政党「経済的解放の闘士(EFF)」。

EFEは在イスラエル大使館の閉鎖を要求。さらに小売業者に対し、イスラエル製品の販売を中止するよう求めている。

イスラエル軍とガザ地区のイスラム組織ハマスによる戦闘は17日目を迎えた。双方の死者は6000人を超え、今も増え続けている。

デモに参加した女性はAFP通信の取材に対し、「ハマスは侵略者と戦っている。これはパレスチナ独立戦争だ」と語った。「ガザ地区を植民地化したイスラエルに正義の鉄槌を下すのです...」

別の女性は「ハマスは自由のために戦っている。マンデラ(Nelson Mandela)大統領のように」と主張した。

EFEの報道官はフェイスブックに声明を投稿。「イスラエルによるエルサレム、ヨルダン川西岸、その他地域の占領を解消し、パレスチナ国家の建設を実現しなければならない」と書き込んだ。

与党・アフリカ民族会議(ANC)も20日に在イスラエル大使館前で同様のデモを行った。

ラマポーザ(Cyril Ramaphosa)大統領は21日、エジプトで開催されたカイロ和平サミットで演説し、イスラエルとパレスチナの紛争解決に向けた国連主導の協議を速やかに前進させるよう要請した。

アフリカ大陸ではこの数日、親パレスチナ派によるデモが相次いでいる。

一部の過激な勢力はハマスによるイスラエル領内への攻撃を支持し、イスラエルの解体を求めている。「これは紛争ではない。植民地化されたパレスチナを解放する独立戦争だ」

イスラエル軍とハマスの紛争は世界の緊張を高め、ユダヤ教徒とイスラム教徒の両コミュニティが脅威にさらされていると感じている。

イスラエルはガザ地上侵攻に向けた準備を進めているものとみられる。

わずかな救いとなったのは人道支援物資を積んだトラック数十台がエジプトとガザを結ぶラファ検問所を通過したことだった。

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