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南アフリカで500人超が胃腸疾患、水質汚染が原因か、幼児らが被害

当局の調査によると、複数の地域に水を供給する浄水施設で、約3週間にわたり水道水の塩素消毒が行われていなかった。
2023年5月26日/南アフリカ、プレトリア市内の通り(AP通信)

南アフリカで水質汚染に関連するとみられる胃腸疾患が相次ぎ、500人以上が発症した。腹痛や下痢などの症状が報告され、当局は水道水の使用に注意を呼びかけている。首都プレトリア東部の地域では、子どもを含む408人が体調を崩し、医療機関で治療を受けた。発症者の多くが4歳未満だった。

当局の調査によると、複数の地域に水を供給する浄水施設で、約3週間にわたり水道水の塩素消毒が行われていなかった。自治体は供給元から塩素を確保できなかったと説明している。塩素消毒は病原体による感染リスクを抑えるもので、処理が停止したことで水が飲用に適さない状態になったとみられる。

さらに、浄水施設の取水源である河川は、上流の下水処理施設の機能不全によって汚染が起きていた。初期調査では、自治体職員が水質悪化を住民に適切に知らせていなかったことも判明した。プレトリア当局は住民に汚染された水が供給されていると警告しなかったと認め、謝罪した。

市当局は給水車による水の配布を始め、地元の支援団体やNGOも住民にボトル入り飲料水を提供している。政府や野党からは、市長の辞任や関係職員の解任を求める声が上がっている。

一方、南部の沿岸都市グケベラでも、大学生少なくとも111人が胃腸疾患で治療を受けた。大学と水道当局は原因を調査しており、水質が関係した可能性を視野に入れている。

大学は学生と職員に対し、安全な水の使用、食品の衛生管理、手洗いの徹底を要請した。水は煮沸して冷ましたものか市販の飲料水を使い、未処理水で洗った食べ物や氷を避けるよう呼びかけている。

今回の集団発症は、南アフリカの都市部で長年問題となってきた水道インフラや下水処理の不備を改めて浮き彫りにした。

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