ナイジェリア2026年第2四半期GDP成長率+4.43%、原油・非石油部門がそろって拡大
原油部門と非石油部門の双方が前期より改善し、アフリカ最大級の人口を抱える同国経済の回復が続いていることを示す結果となった。
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ナイジェリアの2026年第2四半期(4~6月)のGDPは前年同期比で4.43%増となった。国家統計局(NBS)が8月31日に発表した統計によるもので、第1四半期(1~3月)の3.89%増を上回った。原油部門と非石油部門の双方が前期より改善し、アフリカ最大級の人口を抱える同国経済の回復が続いていることを示す結果となった。
ナイジェリア経済は2025年通年で3.87%成長しており、2024年の3.38%から伸び率を高めている。今回の成長加速について、国内経済の勢いが世界的な逆風に左右されず維持されているとの見方が出ている。今後は大規模な設備投資や構造改革が進めば、企業活動の効率化や労働生産性の向上につながる可能性がある。
成長を支えた要因の一つが原油生産の回復である。4~6月期の平均原油生産量は日量172万バレルで、1~3月期の155万バレルから増加した。ナイジェリア経済は長年、原油輸出に大きく依存してきただけに、生産量の増加は経済活動や財政、外貨収入を下支えする重要な材料となる。
一方、非石油部門も成長し、経済の回復が原油生産だけに依存したものではないことも注目される。政府は2027年までに年率7%の経済成長を目標に掲げているが、現在の4%台前半は目標をなお大きく下回っている。インフレや財政面の課題などを抱える中、今後どこまで成長力を高められるかが焦点となる。
2027年初めには大統領選挙が予定されている。経済と治安をめぐる政府の実績が有権者から評価される重要な機会となる。ティヌブ政権が進めてきた改革によって経済の基盤を強化し、原油部門だけでなく非石油産業を持続的に成長させられるかが、今後のナイジェリア経済を左右することになる。
