◎ギニアは国内で消費する石油製品をほぼ全て輸入で賄っており、そのほとんどが今回爆発に見舞われた貯蔵施設に保管されていたようだ。
2023年12月18日/ギニア、首都コナクリの燃料貯蔵施設近く(ロイター通信)

西アフリカ・ギニアの首都コナクリの燃料貯蔵施設で起きた爆発について、地元当局は19日、国内でガソリン・ガス不足が加速する恐れがあると警告した。

爆発は17日遅くに発生。国営企業の貯蔵施設で爆発、火災が発生した。

軍政の報道官によると、この爆発と火災で少なくとも14人が死亡、178人が重軽傷を負い、数百人が避難を余儀なくされたという。

火災は発生から約24時間後に鎮火。セネガルやマリなどの西アフリカ諸国が支援チームを送っている。軍政が現場を封鎖し、爆発の原因を調査している。

ギニアは国内で消費する石油製品をほぼ全て輸入で賄っており、そのほとんどが今回爆発に見舞われた貯蔵施設に保管されていたようだ。

軍政はガソリンの買い占めが懸念されることを受け、全国のガソリンスタンドに閉鎖を命じた。

爆発現場の近くで生活したという女性は地元テレビ局の取材に対し、「タクシーの運賃が6倍に跳ね上がったため、徒歩で避難した」と語った。

報道によると、ガソリン価格はこの1日で数倍に跳ね上がったという。あるフェイスブックユーザーは「これまでの10倍の価格でガソリンを販売している業者がいる」と書き込んでいる。

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