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▽ガボンの人口は約230万人。23年の軍事クーデターでオンディンバ大統領が追放され、ヌゲマ将軍が暫定政権を率いている。
アフリカ中部・ガボン、軍事政権を率いるヌゲマ将軍(Getty Images)

アフリカ中部・ガボンの軍事政権が25年4月12日に大統領選挙を実施すると発表した。現地メディアが23日に報じた。

それによると、軍政は22日の閣議後、声明で「4月12日に大統領選を実施する」と述べたという。

議会は先週、新しい選挙法を可決した。

ガボンの人口は約230万人。23年の軍事クーデターでオンディンバ(Ali Bongo Ondimba)大統領が追放され、ヌゲマ(Brice Oligui Nguema)将軍が暫定政権を率いている。

オンディンバ氏は1967年から同国を統治してきた父親の死去を受け、2009年に大統領に就任。一族の支配は半世紀以上にわたって続いた。

多くの国民がクーデターを歓迎していた。大統領選を含む総選挙は25年8月に行われる予定であった。

同国は昨年11月に新憲法の是非を問う国民投票を実施、有権者の9割が賛成に投じた。

憲法の主な変更点は▽首相職の廃止▽大統領の任期変更(7年、3選不可)▽これらの条項を改正しようとする大統領は大逆罪に問われる▽大統領は国会を解散できる▽国会は必要に応じて大統領を弾劾できる▽大統領の親族は大統領選に立候補できないなど。

さらに、国内のすべての選挙に軍人が立候補できるようになった。

ヌゲマ氏は大統領選に立候補すると予想されている。

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