ケニア16人死亡女子高寮火災、放火容疑の女子生徒9人出廷
事件は5月28日未明に発生。リフトバレー州ギルギルにある女子校の学生寮で火災が発生し、16人が死亡、79人が負傷した。
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ケニア中部リフトバレー州ナクル郡の女子校で発生した火災を巡り、放火に関与した疑いが持たれている女子生徒9人が2日、裁判所に出廷した。捜査当局は事件の全容解明に向けてさらなる捜査期間が必要だとしており、裁判所は容疑者の勾留延長を認めるかどうか判断する見通しである。
事件は5月28日未明に発生。リフトバレー州ギルギルにある女子校の学生寮で火災が発生し、16人が死亡、79人が負傷した。犠牲者の中には遺体の損傷が激しく、身元確認のためDNA鑑定が必要となった生徒も含まれている。
捜査当局によると、取り調べの結果、火災は寮の唯一の出入口付近で故意に起こされた可能性が高いことが判明した。容疑者たちはマットレスに灯油をかけ、マッチで火を付けたとされる。防犯カメラ映像には、複数の容疑者が火をつける様子が映っていたという。容疑者の身元、動機、認否は明らかになっていない。
捜査では学校側の安全管理体制にも問題があったことが浮上している。この寮には200人以上の生徒が入り、非常口の一つが施錠されていたとみられる。さらに、寮母が緊急時に使用する扉を開けられなかったことで、生徒たちが唯一の出入口に殺到し、避難が遅れたとみられている。教育省はこの学校の運営委員会を解散し、校長や関係教職員に対する懲戒手続きを進めている。
教育省は一部の教員が生徒による不穏な計画を事前に把握していたにもかかわらず、適切な対応を取らなかったと説明していた。ただし、具体的にどのような情報を得ていたのかは公表していない。これに対し保護者からは学校側の責任を問う声が相次いでいる。
ケニアでは学校火災がたびたび発生し、過密な寮環境や防火設備の不足が長年の課題となっている。2001年には東部マチャコスの学校火災で67人が死亡し、2024年にも寄宿学校火災で21人が犠牲となった。今回の事件は教育現場における安全対策の不備と生徒管理の在り方を問う重大事案として、国内外の注目を集めている。
