ロシア軍がウクライナ各地に大規模攻撃、22人死亡、負傷者多数
ウクライナ空軍によると、ロシア軍は1日夜から2日にかけて巡航ミサイルや弾道ミサイル、自爆ドローンを組み合わせた大規模攻撃を実施した。
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ロシア軍がウクライナ各地に対して大規模なミサイル・無人機(ドローン)攻撃を実施し、ウクライナ当局によると少なくとも22人が死亡、130人以上が負傷した。首都キーウをはじめ、南部オデーサ州や北東部スムイ州など広範囲が攻撃対象となり、民間施設や住宅への被害が相次いだ。攻撃の応酬が激化する中、停戦への道筋は見えていない。
ウクライナ空軍によると、ロシア軍は1日夜から2日にかけて巡航ミサイルや弾道ミサイル、自爆ドローンを組み合わせた大規模攻撃を実施した。防空部隊は多数の飛翔体を迎撃したものの、一部が市街地に着弾し、各地で死傷者が発生した。特に東部ドニプロでは住宅地への攻撃により複数の住民が死亡したほか、南部オデーサ州でも民間インフラが被害を受けた。
首都キーウでは夜間から未明にかけて空襲警報が発令され、多くの市民が地下鉄駅や防空壕への避難を余儀なくされた。爆発音が断続的に響き、落下した破片による火災も発生した。市当局は救助隊を投入し、被災者の救援活動に当たっている。
今回の攻撃はウクライナ軍がロシア領内の軍事施設や基地を標的とした長距離ドローン攻撃を実施した直後に行われた。ロシア側はこれらの攻撃への報復として空爆を強化したとみられる。ロシア国防省は軍事目標のみを攻撃したと主張しているが、ウクライナ側は民間人を標的とした無差別攻撃だと非難している。
一方、前線ではロシア軍が東部ドネツク州を中心に攻勢を強めている。兵力と火力で優位に立つロシア軍は複数の地域で前進を試みており、ウクライナ軍は防衛線の維持に苦戦しているとされる。軍事専門家の間では、ロシアが夏季攻勢を本格化させているとの見方も出ている。
ウクライナのゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は2日、各国に対し防空システムや弾薬供給の拡大を改めて要請した。また「ロシアはテロを続けており、国際社会はより強力な圧力をかけなければならない」と訴えた。欧米諸国も相次いで攻撃を非難し、民間人への被害拡大に懸念を示している。
2022年2月の全面侵攻開始から4年以上が経過、戦況は膠着状態にある。双方による長距離攻撃が激しさを増す中、民間人の犠牲は増え続けており、戦争終結への展望は一層不透明になっている。
