◎トルクメニスタンは牧畜の伝統を重んじ、馬と犬を家族とみなしている。
2021年4月25日/トルクメニスタン、首都アシガバード、男性と国犬に指定されているアラバイ(AP通信)

中央アジア、トルクメニスタンの国営テレビは27日、国犬に指定されている「アラバイ(別名セントラル・アジア・シェパード・ドッグ)」の輸出を制限する法律が施行されたと報じた。

報道によると、政府報道官はアラバイの密輸が増加していることに言及し、「法を犯した者は刑務所の壁に向かって吠えることになる」と述べたという。

アラバイの輸出を制限する法律は26日に施行された。それによると、国内のブリーダーはアラバイの子犬の血統証明書発行を義務付けられる。

さらに、国内でアラバイを飼育している飼い主はアラバイの性別、生年月日、毛色、飼い主の情報などを記載した犬用パスポートの発行を求められる。

アラバイを輸出するためには、政府の特別な許可が必要となる。

トルクメニスタンは牧畜の伝統を重んじ、馬と犬を家族とみなしている。

アラバイは家畜の群れを守る牧羊犬であり、体重は大きいものになると80kgを超える。

ベルドイムハメドフ(Gurbanguly Berdymukhamedov)前大統領は2020年、アラバイを称える祝日を制定し、首都アシガバードに高さ15mの黄金アラバイ像を建立した。

ベルドイムハメドフ氏はアラバイを称賛し、本を出版し、歌を作り、2017年にはロシアのプーチン大統領にアラバイの子犬を送った。

今年大統領に選出されたベルドイムハメドフ氏の息子セルダル(Serdar Berdimuhamedow)氏はアラバイの国際協会を率いている。

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