◎タイはアジアで初めて大麻を合法化した国である。
大麻草(Jessie Wardarski/AP通信)

2年前に大麻を合法化したタイが「嗜好用」の使用を禁じる予定だ。

大麻はタイの観光産業や農業に活気を与え、何千もの大麻店を生み出したが、規制が不十分なため、子供が大麻を使用したり、犯罪を助長するようになった。

保健省の報道官は先週、嗜好用大麻を禁じる法案を速やかに提出するよう内閣に勧告したと明らかにした。

内閣は近く法案を国会に提出するとみられる。

保健省は嗜好用大麻を禁じる一方、医療用大麻の使用は認めるとしている。

先月パブリックコメントのために公表された草案には「娯楽または快楽のための大麻使用は6万バーツ(約25万円)の罰金刑に処される」と書かれていた。

医療用の使用は認めるとしているが、どのように管理するかなど、詳細は明らかにされていない。

タイはアジアで初めて大麻を合法化した国である。

これは元陸軍総司令官であるプラユット(Prayut Chan-O-Cha)前首相が推進したものであり、2019年の総選挙で大麻産業を確立すると全国の農家に約束し、票を集めた。

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