◎戦闘は北ラナオ州郊外で18日に発生。陸軍がイスラム国(ISIS)と連携する過激派ダウラ・イスラミヤの拠点に踏み込み、銃撃戦になった。
フィリピン、首都マニラ郊外の山間部、反政府勢力の戦闘員(Aaron Favila/AP通信)

フィリピン南部ミンダナオ島の北ラナオ州で陸軍とイスラム過激派が衝突し、兵士6人と過激派2人が死亡した。陸軍が19日、明らかにした。

それによると、戦闘は北ラナオ州郊外で18日に発生。陸軍がイスラム国(ISIS)と連携する過激派ダウラ・イスラミヤの拠点に踏み込み、銃撃戦になったという。

陸軍の報道官は声明で、「ダウラ・イスラミヤのテロリストは部隊に向けて銃を乱射し、逃亡した」と明らかにした。

また報道官は「この戦闘で兵士6人が死亡、4人が負傷。部隊がテロリストを追跡している」と述べた。

陸軍の総司令官は声明で亡くなった兵士に哀悼の意を表し、「正義を追求する」と誓った。

陸軍は先月、ミンダナオ島の南ラナオ州にあるダウラ・イスラミヤの複数の拠点を急襲し、18人を殺害。うち2人はマラウィ市の教会で昨年12月に発生した爆弾テロに関与したとされる。このテロではキリスト教の礼拝者4人が死亡、約50人が負傷した。

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