◎事件は5日朝の生放送中に発生。容疑者はリスナーになりすましてキャスターの自宅にあるラジオ局に侵入した。
2017年6月17日/フィリピン、南部スルー州郊外、陸軍兵士(Getty Images/AFP通信)

フィリピン南部ミサミスオクシデンタル州のラジオ局内で生放送中の男性キャスターが何者かに撃たれ死亡した。現地メディアが5日に報じた。

それによると、事件は5日朝の生放送中に発生。容疑者はリスナーになりすましてキャスターの自宅にあるラジオ局に侵入したという。

州警察は声明で、「容疑者はキャスターの金のネックレスを奪い、家の外で待っていた仲間とオートバイに乗って逃走した」と明らかにした。

フィリピンは長い間、ジャーナリストにとって世界で最も危険な国のひとつとみなされてきた。

マルコス・ジュニア(Ferdinand Marcos Jr)大統領はこの銃撃事件を強く非難し、国家警察に容疑者を速やかに逮捕・起訴するよう命じた。

フェイスブックでライブ配信された動画には、2発の銃声が鳴り響いた後、椅子にへたりこむキャスターの姿が映っていた。

地元メディアによると、キャスターは病院に搬送される途中で死亡が確認されたという。

動画に容疑者の姿は映っていない。警察はキャスターの自宅に設置された防犯カメラの映像を解析するとしている。

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