◎1件目の銃撃戦は州都ペシャワル郊外で26日遅くに発生した。
パキスタン、北西部カイバル・パクトゥンクワ州のトルカム国境検問所(Muhammad Sajjad/AP通信)

パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州で銃撃戦があり、陸軍兵士7人と武装勢力の戦闘員23人が死亡した。地元当局が27日、明らかにした。

それによると、1件目の銃撃戦は州都ペシャワル郊外で26日遅くに発生。陸軍兵士2人と武装勢力6人が死亡した。

それから数時間後、ペシャワル近郊の地区で2件目の銃撃戦があり、武装勢力10人が死亡。さらに、アフガン国境近くで3件目が発生し、陸軍兵士5人と武装勢力7人が死亡した。

警察と軍はそれ以上の詳細を明らかにしていないが、以前この地域で行った作戦はTTP(パキスタンのタリバン運動)を標的としたものであった。

TTPとアフガニスタンのタリバンは別組織だが、思想は共有している。TTPは現在、アフガンの山岳地帯に潜伏しているとみられ、2022年11月に中央政府との停戦協定を一方的に打ち切り、軍と警察への攻撃を強化した。

地元テレビ局は2件目の銃撃戦を目撃したという住民の話しとして、「ターバンを巻いた男たちが警察署に侵入しようとし、撃ち合いになった」と報じた。

別の地元紙は武装勢力の戦闘員少なくとも5人が逮捕されたと伝えている。

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