◎チョン被告は2018~21年にかけて女性信者3人に性的暴行を加えたとされる。
韓国、首都ソウルの警察署(Getty Images)

韓国のキリスト教福音派指導者が懲役23年の実刑判決を受けた。現地メディアが22日に報じた。

カルト宗教「キリスト教福音宣教会(JMS、Jesus Morning Star)」総裁のチョン・ミョンソク(Jeong Myeong)被告は女性信者3人に対する性的暴行の罪で逮捕・起訴されている。

大田(テジョン)地裁は検察の主張を全面的に認め、チョン被告に懲役23年を言い渡した。

チョン被告は2018~21年にかけて3人に性的暴行を加えたとされる。

検察によると、チョン被告は3人をレイプする際、何らかの方法で意識を失わせたり、抵抗できない状態にしていたという。

地裁の前にはJMSの信者とみられる数十人が集まり、「チョンは無罪だ」を叫んでいた。

報道によると、チョン被告は自らをイエス・キリストの生まれ変わり、メシア(救世主)と呼んでいる。しかし、検察がそれについて尋ねると、チョン被告と弁護士は強く否定した。

チョン被告は女性信者に対する性的暴力の罪で10年間服役した後、2018年初頭に出所。JMSに戻り、犯行に及んだとされる。

報道によると、被告は控訴するとみられる。

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