◎アフガニスタンと国境を接するバルチスタン州と北西部カイバル・パクトゥンクワ州ではこの数カ月、テロ攻撃が相次いでいる。
パキスタン、南西部バルチスタン州、イスラム過激派の戦闘員(Getty Images)

パキスタン南西部バルチスタン州のモスクに手榴弾が投げ込まれ、警察官1人が死亡、6人が負傷した。捜査当局が8日、明らかにした。

それによると、事件は州都クエッタ近郊のモスクで発生。犯行声明を出した組織は確認されていない。

警察が現場を封鎖し、テロ事件として捜査している。

内務省の報道官はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「モスクの警備に当たっていた警察官1人が殉職、6人が重軽傷を負ったと報告を受けている」と書き込んだ。

バルチスタン州では四半世紀ほど前から政府と分離主義勢力による紛争が続いている。

同州に拠点を置く分離主義勢力「バルチスタン解放軍(BLA)」などの反乱軍は州の資源を分配するよう中央政府に求めていたが、後に独立を求めて反乱を起こした。

クエッタでは7日にも爆弾を積んだオートバイが爆発し、少なくとも2人が死亡、5人が負傷している。

アフガニスタンと国境を接するバルチスタン州と北西部カイバル・パクトゥンクワ州ではこの数カ月、テロ攻撃が相次いでいる。

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