◎、高裁は2年前に言い渡された懲役11年を不当であるとし、ヤミーン氏を釈放するよう命じた。
2018年2月3日/モルディブ、首都マレ、ヤミーン大統領(中央)(Mohamed Sharuhaan/AP通信)

モルディブの高等裁判所は18日、マネーロンダリング(資金洗浄)などの罪で服役しているヤミーン(Abdulla Yameen)元大統領に対する実刑判決を破棄し、地裁に再審を命じた。

地元メディアによると、高裁は2年前に言い渡された懲役11年を不当であるとし、ヤミーン氏を釈放するよう命じたという。

この判決は高裁のユーチューブチャンネルでライブ中継された。

ヤミーン氏は2年前、マネーロンダリングで禁固7年、収賄で禁固4年および500万ドルの罰金刑を言い渡され、首都マレ郊外の刑務所に収監された。

ヤミーン氏は2013~18年の任期中に不正を働いたとされる。

昨年10月の大統領選でムイズ(Mohamed Muiz)氏が勝利した後、ヤミーン氏は刑務所から自宅軟禁に移された。ヤミーン氏とムイズ氏は長い間、政治的な同盟関係にあった。

再審の日程は決まっていない。

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