◎事件はパキスタン南西部バルチスタン州のイラン国境付近で29日に発生。イラン当局が発砲した理由は不明である。
パキスタン、南西部バルチスタン州の集落(UN Office for the Coordination of Humanitarian Affairs)

パキスタン南西部バルチスタン州の遠隔地でイラン国境警備隊がパキスタン人を乗せた車両に発砲し、4人が死亡、2人が負傷した。地元警察が30日、明らかにした。

それによると、事件はバルチスタン州のイラン国境付近で29日に発生。イラン当局が発砲した理由は不明である。

地元警察は声明で、「4人の遺体を遺族に引き渡した」と述べたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。

イラン政府とパキスタン外務省はコメントを出していない。

双方の治安当局はこの地域で武装勢力や密売組織を定期的に取り締まっている。

パキスタン政府は今年1月、イラン国境警備隊による同様の攻撃の報復として、イラン国内の武装勢力拠点を攻撃し、9人を殺害した。

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